記録簿たっぷりで絶好調!車検も長い!
お買い得プライスの希少車アルファはいかが?
検23年1月 67000km 5MT 左ハンドル 並行輸入車 2オーナー エアコン
CDプレーヤ、カーナビ、ETC
記録簿多数の絶好調のアルファロメオ146Tiです。
フロントビューはは正規輸入された145にしか見えません。
が、リアビューは見慣れた3ドアハッチバックではなく、小さなノッチが付いた
5ドアハッチバックになっています。実質的には145のバリエーションなのですが、
車名を見ても明らかな通り、アルファ社内では独立したモデルとして扱われていました。
同車は、姉妹車の145と共にアルファロメオのボトムエンドを支えるコンパクトカーとして
世界中で人気を博しましたが、日本市場では上級の155とのバッティングを恐れたのか、
3ドアハッチバックの145だけが正規輸入されたのです。
ですが当時の日本では、エンスージアストの間で155のDTM(ドイツツーリングカー選手権)での活躍に
端を発するアルファ・ブームが巻き起こっており、日本正規導入の予定がなかった146も、
並行輸入業者の手によってある程度まとまった数が上陸したようでした。
それではエクステリアから見て行くことにしましょう。
まず、一番最初に目に飛び込んで来るのが特徴的なイーグルマスクです。
後継者の147がどちらかというと柔和な顔付きであるのに対して、
こちらは猛禽類を思わせるアクの強い顔立ちです。
好き嫌いがハッキリ別れる個性のカタマリ(人によっては“エグイ”と言われるかも
しれませんが…)のようなマスクには、賛否両論あったようですね。
フロントマスクの中央部、一番目立つボンネットの先端には、
アルファのアイデンティティを強く主張する三角形の盾型グリルが配されています。
そこからボディに深く刻み込まれた直線的なキャラクターラインが爆発的に広がっており、
デザインテーマとしてはかなり大胆なアプローチがなされています。
普通こういうアクの強いクルマは、長く付き合っているうちに、
だんだん飽きが来るものなんですが、このクルマに関しては不思議とそういうことはありません。
見る角度によって、あるいは光りの当たり方によって、受けるイメージがだいぶ変わりますので、
毎日生活を共にしていても常に新しい発見があるデザインなのかもしれません。
じつは、145/146の盾型グリルはダミーでして、
155のようにエアスクープが開いているわけではありません。
エンジンルームに熱がこもるのではないかと心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、
バンパー下部に開いたエアダムとフロントグリルによってエンジンは充分冷却されています。
145/146は真夏のいちばん暑い時期でもオーバーヒートを起こして
オーナーを困らせるようなことはありません。もちろん、この時代のイタフラ車は、
エアコンもしっかり効きますので、アシとして充分に使えると思います。
これは個人的な好みの問題なのかもしれませんが、
145/146の初期型に採用されたフロントバンパーは、エアダムの形状がどことなく
フェラーリ328あたりをイメージさせるもので、
ツルンとした後期型よりもスポーティなルックスでカッコイイと思います。
姉妹車145との最大の相違点がリアビューです。
同じハッチバックでも145がスポーツワゴン風の3ドアであるのに対して、
こちらはセダンよろしくノッチが付いた5ドア。
スタイリングもフロントからリアまで全身アバンギャルドのかたまりみたいな145に対して、
こちらは幾分おとなしめになっています。
では、146のリアビューに個性がないかと言えばそんなことはありません。
フロントの盾型グリルを中心に後方へ伸びてきたキャラクターラインを、
緩やかにラウンドしたリアパネルで受け止めて、ストンと切り落としています。
でも、単なるコーダトロンカというわけではありません。
真横から見るとよくわかるのですけど、リアパネルは前方に緩やかに弧を描いて切られていますが、
エンブレムのある中央部分でグイっと盛り上げた形状をしており、じつはかなり複雑な面構成をしています。
このリアパネルのおかげで、アグレッシブでスポーティなキャラを持ちながらも
プレミアム・コンパクトとしての気品を持ち、実用車としての使い勝手を確保しながら
退屈なファミリーカーにはならないという、姉妹車の145との差別化を図りつつも、
相反する様々な条件をバランスさせた146らしいユニークな個性を見事に表現してるように思います。
こういう素晴らしいデザインを作り上げてしまうところに
アルファロメオ・チェントロ・スティーレ(デザインセンター)の底力を感じずにはいられません。
サイドビューは先代33を彷彿とさせます。
どことなくデッサンが狂っているように感じないこともないのですが、
よく見るとデザイン的に破綻しているところがまったくないという不思議なカタチです。
まとまりの良さや塊感では145に軍配が上がるところですが、
こちらは車体後部にかけてのデザインが、適度に力が抜けている感じがして
日常を共にする伴侶としては、こちらの方が良いかもしれません。
それに側面から見ると、このクルマのパッケージングの良さがよくわかります。
車体は上位モデルの155より20㎝近く小さいにもかかわらず、
インテリアやラゲッジスペースの大きさにほとんど遜色がないのですから。
アルファらしさを大切にしつつも、実用車として押さえるところはキチンと押さえている。
そんな感じをサイドビューからは受けます。
心臓部は155や156などと同じ2ℓ直4DOHC16バルブ ツインスパークエンジンを搭載しています。
145/146に搭載されるエンジンは、フィアット系スーパー・ファイアの鋳鉄ブロックに、
アルファが独自に設計したアルミヘッドを載せてツインプラグ化した第2世代のツインスパークエンジンです。
純度という点では75や155前期型に搭載された第1世代のツインスパークに負けるかもしれません。
ですが、新設計の16バルブエンジンは動力性能を大きく向上させ、中低速トルクが増して乗りやすくなりましたし、
ノイズやバイブレーションも少なくなりました。運転のしやすさや使い勝手という点では、
明らかに先代の8バルブエンジンを上回っています。さらにパーツも豊富にありますので部品の入手がし易く、
維持にも手間がかかりませんし、チューニングの素材として人気のあるエンジンですので、購入後の楽しみ方もいろいろあります。
タイヤは純正アルミに195/55R15という標準仕様のタイヤを履かせてあります。
山は十分にありますし実はこの個体、ショックなどの足廻りは一式すべて交換してあります!
そのまま現状で充分楽しく乗れる仕上がりになっています。
145/146並行輸入車の魅力のひとつが本国仕様と同じ左ハンドルだということです。
正規輸入された145は全車右ハンドル&5MTのみの設定だったのですが、
当時のアルファロメオは右ハンドル車の作りがイマイチで、
とくにペダルレイアウトの評判は芳しいものではありませんでした。
正規輸入された145に乗るとすぐに分かるのですが、中央部にオフセットされたペダルのせいで
左足の置き場に困りましたし、アクセルペダルとブレーキペダルの段差が大きく、
スポーツドライブを楽しむ上では少々難アリ、と言わざるを得ません。
そのため熱烈なアルファフリークの中には、右ハンドル化された正規輸入車を嫌って、
割高な上に保証の面で不利となる並行輸入車を購入した人が少なからずいました。
おそらく、このクルマの初代オーナーもそんなマニアの方だったのではないでしょうか?
実際に左ハンドルの145/146をドライブすると、正規輸入車で感じた不満とは無縁でいられます。
ドライブフィールも自然ですし、何よりも足下が窮屈ではないので、長距離ドライブでも疲れません。
このクルマに乗ると「正規輸入車も無理せずに左ハンドルを入れれば良かったのに…」と、
今更ながらそう思わずに入られません。
操作系はごくオーソドックスなものを採用しており、イタフラ車を何台か乗ったことがある人なら、
運転していて戸惑うようなことはないハズです。
ですが、デザイン的にちょっと変わっているのは、助手席側のインパネが
大きくえぐられたような形状になっているところでしょうか?
おそらくはデザイン上のアクセントに過ぎないのでしょうが、おかげで助手席の足下は広々しています。
これは以前、友人から伺ったお話なのですが、足腰の弱い年配の方を乗せる時に、
助手席側のインパネの切り欠きが大変役立ったとのことです。
身体の切り返しがしやすく、足を引っかける余計な突起がないために、
お年寄りでも乗り降りしやすかったようなのです。
しかも、当時の国産乗用車と比べて天井が高く、ドアの開口部も大きかったのですからなおさらです。
まさかシルバーカーとして考慮したインテリアデザインというわけではないと思いますが、
145/146の実用性の高さを物語るエピソードだとは思います。
もちろん、146の優れた実用性は運転席&助手席だけではありません。
後部座席も大人がゆったりとくつろげる空間をしっかり確保しています。
リアドアが設けられたことにより、後部座席へのアクセス性が大幅に向上しただけではなく、
明るいグリーンハウスによって車内は、なんとも言えない開放感に溢れています。
これは3ドアハッチバックの145にはない5ドアハッチバックの146だけの特権ですね。
トランクも充分すぎるほど広いです。ただでさえたっぷりとした
容量のトランクを持っている146ですが、ダブルフォールディングの後部座席
(ちゃんとシートバックに鉄板が入っていることにも注目して下さい)を倒すと、
ヘタなワゴン車よりも広いラゲッジスペースが出現します。
上位モデルの155には、スキー板専用の小さなトランクスルーしかないことを考えると、
実用車としての資質の高さはクラスを大きく超えていると言えるでしょう。
しかも、後継の147はボディサイズが拡大しているにもかかわらず、
ラゲッジルームの容積・使い勝手ともに大きく後退しており、
ファミリーカーとして敢えて古いモデルの146を選ぶ、という選択も
アリだと思います(価格も手頃ですしね)。
たしかに146というクルマは、アルファロメオの偉大な歴史からすると、
それほど特筆すべきクルマではないのかも知れません。
でも、運転して楽しく、使い勝手に優れ、オールマイティで気兼ねなく使えるアルファというのも、
それはそれで得難いキャラクターではないかと思うのです。
それにこういう手頃な価格で楽しいクルマって、時間の経過と共に
コンディションの良い個体がどんどんなくなって行きます。姉妹車の145や155も、
今では路上で出会う機会もだいぶ少なくなりました。
あるいは、今がコンディションの良い145/146を買うラストチャンスなのかもしれません。
滅多に無い、程度のよい146、お問い合わせはお早めに!!
ご成約